超音波を利用し、体の中の構造や血液の流れを捉えることができます。人間ではお腹の赤ちゃんを診る時にも使う装置ですので、痛みなどの負担がありません。
心臓の動きや血流の評価、消化管の動きの評価、副腎の評価、腹腔内精巣の評価など、X線では判らない細かい部分や内部構造・動きを見ることができます。臓器の内部を見ることが得意なエコー検査と、全体的な形を捉えることができるX線検査とを併用することで診断精度を上げることができます。
また、腹水や胸水の検査、抜去処置時の安全確保といった目的にも使用します。動物の負担がほとんどない上、非常に応用範囲の広い装置です。